自作のデザイン用手順書「design-forge」が、公式や他社製の同種ツールと何が違うのか。気になったので、実際にファイルを読み比べて整理した。
なぜやったか
design-forgeはこの夏から育てているが、公式の手順書(frontend-design)や他社製のデータベース型ツール(ui-ux-pro-max)と同時に使ってよいのか、そもそも役割が違うのかを一度も言語化していなかった。加えて「テンプレの中から選ぶ方式は、サイトをクリエイティブにできなくしているのでは」という自分自身の疑問も抱えていた。
やったこと
- 公式手順書(散文で方向性を指示する哲学型)、他社製ツール(スタイル・配色・フォントの組み合わせをデータベースから引く型)、design-forgeの3つを実際にファイルを開いて読み比べた
- 公式は「方向性」、他社製は「品質の下限」を担う役割だと整理し、design-forgeは公式系統を手順化して機械検証を足した上位互換と位置づけた
- 併用時の干渉点を3つ洗い出した。起動条件の非対称、方向性の決め方の衝突、配色トークンの管理場所の二重化
- 「テンプレが創造性を殺すのでは」という自分の疑問に向き合った
決めたこと
疑問は「半分正しい」と認めた。原因を4つに分解した。スタイル参照が特定の傾向に偏っていること、採点基準の配点が守りに有利なこと、配色トークンの語彙が単色+差し色1色を前提にしていること、AIっぽい定型表現の禁止リストが正当な表現手段まで一部潰していること。
改修案は3つ比較した。参照を増やす案は根本解決だが調査が重い。採点基準の配点を変える案は過去の点数と比較できなくなる。一番小さく効く案として、工程の中の「あえて外す1候補」を参照カタログの外から題材そのものに基づいて発明させる方式を選んだ。既存の資産を壊さず、数行の変更で済む。
なお前日には、design-forgeが依頼なしに勝手に発動していた問題を直し、名指しで呼んだときだけ動く手動起動専用に切り替えていた。今回の比較・改修検討はその前提の上で行っている。
わかったこと
- 自作ツールが他社製のデータベースに依拠する場合、実行のたびに参照するより、一度だけ吸い上げて自分の語彙に翻訳しておくほうが衝突を避けられる
- 採点基準の配点は無意識のうちに「守りが得」なインセンティブを作りやすい。独自性の配点が低く合格ラインが甘いと、他の項目の平均で相殺できてしまう
次にやること
決めた最小変更の改修案を実装し、実際の依頼で「テンプレ既定解への着地」が減るかを見る。