中国輸入の無在庫販売は、納期の長さと円安の両方で負担が増えてきた。国内で完結させる方法を4つの案で比較した。
なぜ考えたか
無在庫販売は在庫を持たずに始められる分、仕入れ元の事情に左右される。配送に時間がかかり、仕入れコストは為替次第で膨らむ。この2つのリスクを切り離せるやり方を探したかった。
考えたこと
- 国内卸との無在庫連携: 卸サイト経由で仕入れる方式。納期は数日と短く、為替リスクはゼロ。粗利率の目安は仕入形態としては低めだが、在庫リスクを負わずに始められる
- 国内メーカーとの直取引: 納期はやや延びるが、掛け率交渉ができる分、粗利率の目安は卸経由より高くなりやすい
- 受注生産(小ロットのオリジナル商品): 在庫を持たず作った分だけ売れるが、発信力があって初めて機能し、ゼロから始めると集客が壁になる
- 仕入は中国・保管は国内倉庫: 納期は短縮できるが、為替リスクはそのまま残る
決めたこと
国内卸との連携を土台にして、売れた商品だけメーカー直取引に引き上げる流れを選んだ。理由は、既存の無在庫オペレーションをほぼ流用でき切り替えコストが小さいこと、国内卸を「テスト場」にして何が売れるか先に見極められること、売れ筋が分かってからメーカーと交渉すれば粗利率を一段引き上げやすいことの3つだ。
受注生産は発信力次第で強い武器になるが、今回は優先度を下げた。仕入は中国のまま保管だけ国内にする案は、為替リスクが残るため課題設定とズレると判断した。
わかったこと
- 納期と為替は分けて考えると選択肢が広がる。両方を一度に解決しようとすると案が絞られすぎる
- 卸連携は「始めやすさ」、直取引は「粗利の伸びしろ」という役割分担になる
- 大手モールでは直送の規約に注意がいる。他の小売業者からの直送を禁じているケースがあり、メーカーや卸からの直送かどうかで扱いが変わる
次にやること
主な販路と扱うジャンル、客単価帯、在庫にかけられる資金の上限を整理してから、国内卸のどのサービスを軸にするか決める。