導入前の課題
日常点検は各作業者が紙の点検表に記入し、月末に班長がまとめて回収していた。2025年夏、油圧プレス2号機の作動油温度が3週間かけて上昇していたにもかかわらず、回収後の確認でしか気づけず、ポンプの焼き付きで4日間の停止と約180万円の修理費が発生。「点検はしていたのに防げなかった」ことが導入のきっかけになった。
導入で変えたこと
- 紙の点検表(Excel)を取り込み、項目・周期はそのまま。各プレス機にQRコードを貼付
- 班ごとに共用タブレット1台(耐油ケース付き)を配備。作業者は名前を選ぶだけ
- 毎朝6:45に工場長と班長3名へ「未実施・異常値」を通知。朝礼で当日の対応を決める
- 作動油温度・圧力に上限値を設定し、超過は即時通知
12ヶ月の結果
「一番変わったのは朝礼です。以前は『気をつけろ』としか言えなかったのが、『今日は2号機の油温を見てくれ』と具体的に言えるようになりました。数字が出ると、若手も自分から設備を見に行くようになります」(工場長 三上 様)